2014年4月21日から6日間、マインド教育学院インチョンセンターでは、フィリピンから来た大学教授、小中高の校長、教頭、教師など
教育関係者130名が参加し、フィリピン教育者のためのマインド教育を行った。未来の主人公である青少年たちに正しい価値観を植え
るための教育が必須であるこの時代に、教育現場の教育者に対しマインドをチェンジさせる専門リーダー養成のための課程だ。
今回のマインド教育課程は、韓国の教育とフィリピンの教育を連携し交流するという点においても深い意味があった。
▲ キョンイル大学のイ・ナムギョ前総長のマインド講演
キョンイル大学イナムギョ前総長の講演で初日のマインド講演が始まった。イ・ナムギョ前総長は「教育の決め手は教育者だ。教育者は
常に努力と訓練を重ね、識見と技量を兼ね備えるべきであり、教師の品格と自負心とですばらしい教育が生まれる。目に見える物を重
要視する社会で教師が兼ね備えるべきものは温かさだ。」と述べた。また。「交流を通じてお互いが心を交わすなら、それが立派な教育
だ」と伝えた。
▲ マインド講演を聴講している教育者たち
教育に参加した Bing Gonzalezさんは、「すばらしい先生とは、という話を聞いた。大部分聞いたことのある内容だが、多くの人は、それ
を深く考えもせず、実際に行動に移すこともない。私はフィリピンの教師はみなすばらしいと信じている。しかし、今日聞いた内容を心に
刻み、行動に移すなら、私たちはさらにすばらしい教師になれると思う。」と話した。
最近、全世界的に韓流ブームだが、フィリピンでも韓流ブームが起きているため、MBCドリームセンターのドラマのセット場で韓流体験を
することにした。教育参加者たちはセット場でドラマの主人公になり写真をとって楽しみ、また近郊のイルサン湖公園へ行き、美しい湖や
花々を観賞した。
▲ MBCドリームセンター、ドラマのセット場で
「韓国の花は本当に美しいです。 色とりどりの花に本当に驚きました。また韓国の人はとても規律正しいですね。また韓国へ来たいです
。忙しいスケジュールに疲れも見せず、ケーブルカーに乗りソウルが見渡せる南山タワーを見物し、韓国の伝統衣装である韓服(チマチ
ョゴリ)を着て写真を撮る彼女たちの顔には活気が溢れていた。
▲ 「チマチョゴリ」本当にきれいです! (南山タワーで)
講演後のグループ討論の時間
お互いの意見を交流し、真剣に教育に参加している教師の姿から、教育に関する熱意を感じることができた。講義案を作成し発表する
参加者たちは、落ち着いて説得力のある口調で、今後のフィリピン教育が進むべき方向を提示する時間となった。
▲ グループ別討論と発表
初日の夕方の講演が始まる前、グラシアス音楽学校の中・高校生の演奏と合唱は参加者たちの心に喜びを満たしてくれた。
▲ グラシアス音楽中学校の合唱
キム・ジェホン学院長(国際マインド教育院/ソウル市)は、「トップに登りつめ成功した人が幸せな人ではない。人と疎通でき、交流できる
最高のマインドを兼ね備えた人が最も幸せな人だ。」と伝えた。
▲ キム・ジェホン学院長のマインド講演
今回教育を受けた Ruth C. Alfonsoは、「マインド教育・訓練によって自分を振り返る時間となり、話を聞き漏らさないように一生懸命聞い
た。どのようにしたら立派な教師になれるのかについて大切なことをたくさん得ている。これから続く講演にも期待している。」と述べた。
今回の教育は 26日(土)まで続き、最終日には試験を行い、マインド教育講師の3級の資格が与えられる予定だ。